原作者スティーブン・キングの実体験を基に描かれた『スタンドバイミー』。1986年に公開され、不朽の名作といわれているこの映画に出演していた子役たちの、現在の姿を追ってみました。
映画『スタンドバイミー』クリス役、永遠の美少年リヴァー・フェニックスは23歳で帰らぬ人に
カルト教団の活動家だった両親は、いわゆる「毒親」。そんな両親から虐待を受け育ったリヴァーは10歳で子役デビューし、この映画『スタンドバイミー』のヒットで一躍人気子役になりました。
その後、数々の作品に出演し、賞も多く受賞。俳優としては世に認められる存在となりましたが、恵まれない家庭環境から苦悩の日々を過ごしていました。
『スタンドバイミー』撮影時、すでにマリファナを吸っていたというリヴァーはヘロインとコカインの過剰摂取により1993年10月31日に23歳という若さで突然この世を去ってしまいました。
なお、兄リヴァーに進められて俳優の道へ進んだホアキン・フェニックスは、今やアカデミー賞をはじめ数々の賞を受賞する個性派俳優へと成長しました。
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映画『スタンドバイミー』ゴーディ役、ウィル・ウィートンは才能を生かしてマルチに活躍!
リヴァー同様、毒親に苦しめられていたのがコーディー役のウィル・ウィートンです。父親からは精神的に虐待され、ステージママだった母親からは子役を強要され、貴重な子供時代を搾取されていたそうです。
そんな毒親に苦しめられていたウィルですが、学業面では優秀でUCLA(カルフォルニア大学ロサンジェルス校)を卒業しています。
『スタンドバイミー』に出演した後は『スタートレック:ネクスト・ジェネレーション』や『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』などに出演。
一方でソフトウェア会社に勤務していたこともあり、またオタク知識を活かして声優やブロガーとしてもマルチに活躍しています。
1972年7月29日の48歳。あの美少年も今ではすっかりオジサンですが、奥さんとラブラブで幸せに暮らしているようです。
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映画『スタンドバイミー』テディ役、コリー・フェルドマンは波乱万丈な人生を歩んでいた
そしてまた、ここにも。
テディ役のコリー・フェルドマンも不遇の子供時代を送っていました。ウィルやリヴァー同様コリーの親も自分の子供を利用して、自分の欲求を満たそうとする毒親でした。
3歳のころから子役活動をしていたコリーは『スタンドバイミー』に出演する前にすでに『グーニーズ』や『グレムリン』などのヒット作に出演しており、同じ名前の大親友コリー・ハイム(2010年没)とともにアイドル級の人気を誇っていました。
リヴァー同様若いころからドラッグ問題を抱えていたフェルドマンは、そのことから徐々に芸能活動を続けることも難しくなり、しばらくの間表舞台から姿を消します。
2011年、子役時代に性的虐待を受けていたことを暴露。2020年にはこのことを題材にしたドキュメンタリー作品を発表しました。
1971年7月16日 の49歳(2021年5月現在)ですが、苦労のせいかすごくおじいちゃんに見えますね。
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映画『スタンドバイミー』バーン役、ジェリー・オコンネルは脱ぽっちゃりで大変身!
先の3人は実生活でもサバイバー的子供時代を過ごしていましたが、ジェリーの親は毒親ではなかったようです。父は広告代理店の美術ディレクター、母は美術の先生という芸術一家で育ったジェリーは学生時代はフェンシングの選手としても活躍していました。
『スタンドバイミー』出演時はぽっちゃりしていましたが、成長するにつれスマートに。名門ニューヨーク大学でフィルムの勉強をしました。学生時代はフェンシングとフィルムの勉強に明け暮れていました。
1974年2月17日のジェリーは2021年現在47歳。大学卒業後は『アグリー・ベティ』や『ビッグバン★セオリー』など、数々のヒットドラマに出演する傍ら、プロデューサー業や執筆活動も行っているジェリー。インスタでも家族との幸せそうなショットをたくさん見せてくれています。
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『スタンドバイミー』の撮影当時、4人の子役は本当に仲が良く、長期間親元を離れての撮影でしたがとても楽しく過ごしていたそうです。
残念ながらリヴァーの姿はもう作品の中でしか見ることはできませんが、リヴァーの分まで3人には幸せになってもらいたいですね。
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