『シャーロック』だけじゃない!カンバーバッチの身長から新作まで調査

俳優

イギリスのドラマ『シャーロック』で主演を務めるベネディクト・カンバーバッジ。優雅な身のこなしでアメリカのドラマではあまり見られない繊細なキャラクターを演じています。実際のカンバーバッチはどんな人なのでしょうか。プライベートから出演予定の新作まで徹底調査してみました。

ベネディクト・カンバーバッジのプロフィール 身長は?妻は?子供は?両親は?

ベネディクト・カンバーバッチは俳優である父ティモシー・カールトンと同じく俳優である母ワンダ・ヴェンサムの元に1976年7月19日にイギリス、ロンドンで生まれました。今日で44歳ですね!
両親ともに俳優ですが、実はカンバーバッチ家は社交界でも有名な名家。父方の祖父は第一次世界大戦と第二次世界大戦の二回の大戦で多くの勲章を授けられた軍人で、曽祖父は外交官という代々エリートの家柄です。

ベネディクトもまた、幼少期は名家の子息らしく英才教育を受けて育ちました。
学費年間約600万円ともいわれる名門パブリックスクール、ハーロー校に通っていたのですが、その学校はチャーチル首相を始め多くの著名人の出身校でもあるんです。
この学校の出身者はオックスフォード大学やケンブリッジ大学と言った世界的にも有名なイギリストップクラスの大学に進学する人が多いのですが、ベネディクトはハーロウ高の最終学年時に勉強をさぼり、両大学には進学できなかったそうです。
さぼって何をしていたんでしょうか。なんと女の子と大麻にどっぷりハマってしまっていたとのこと!パーフェクトなベネディクトにもこんな時代があったのだと、なんだかちょっと親近感がわいてしまいました。
確かに、ベネディクトには生まれながらの品というか優雅さが感じられますが、と同時にとても大胆な印象もありますね。
18歳まで男子校に通っていたベネディクトは「女性に目覚めるのが少し遅かった」とのちに言っています。
だからこそ、知ってしまってからはのめりこんでしまったのかもしれませんね。自分の子供は共学の学校に通わせたいとも言っています。

その後マンチェスター大学で演劇を学び、大学卒業後は難関校ロンドン音楽芸術学院に進学して、さらに演劇を学びました。
演劇界のエリートでもあるんですね。やるときはとことんやる!という性格なのかもしれませんね。

子どものころから活発な子だったというベネディクト。常に動き回っているためか、食べても食べても痩せていたのでお母さんは大変心配したそうです。
それでも家族仲はとてもよく、ドラマ『シャーロック』には父母ともに実際の父母役でカメオ出演までしてしまっています。
ベネディクトは一人っ子と言われているのですが、実はお母さんと前の夫との間に女の子が1人います。つまり、ベネディクトの異父姉ということですね。
名前をトレイシー・ベネットと言いますが、彼女もまた女優をしているんです。芸能一家なんですね。

そんなベネディクトが演劇を始めたのはハーロウ校に在学中の13歳のころ。男子校だったので女性の役も男子がやることになり、ベネディクトの初舞台の役はシェークスピアの『真夏の夜の夢』の妖精の女王ティターニア。可愛い妖精の役!見てみたかったです。この舞台での演技はとても素晴らしかったそうですよ。
はじめは落ち着きのないベネディクトに何かさせたほうがいいと考えた両親が進めた演劇でしたが、すっかり演劇のとりこになってしまったベネディクトなのでした。やはり遺伝子の力はすごいですね。

こんなかわいらしい動画を見つけました♪

[arve url=”https://youtu.be/f6XoQxXZKFs” /]

ちなみにベネディクトはSNSはやっていません。その理由は?

ベネディクトがSNSを好まない理由は、簡潔な文章を投稿ができないからだそう。英チェルトナムで開かれた文学祭にて「僕がどれだけおしゃべりかわかってよ。ツイートは簡潔さが命だ。僕がツイートしたら編集に時間がかかって、本業を失うよ」とSNSをやんわり否定。        出典:https://www.excite.co.jp/news/article/Dramanavi_023970/

私生活を隠し撮りされてSNSに投稿され続けるというサイバーストーカーの被害にあったこともあるベネディクトですから、おしゃべりだけが理由とは思えませんが、なんともまあ知性とユーモアを感じる回答ですね。



ベネディクト・カンバーバッジのと言えばドラマ『シャーロック』

「シャーロック・ホームズが現代人だったら…」という設定なんですが、アメリカのドラマにはないジメっとした、それでいてスタイリッシュでかっこいいドラマです。最新技術やSNSも使いこなす現代版シャーロック・ホームズですが、ベネディクトの英国紳士らしいスマートでクラシックな立ち居振る舞いが作品に深みを加えてくれていると思います。

さて、この作品で驚くべきことは、シャーロックホームズの原作者コナン・ドイルとベネディクトは血縁関係があるということ!そんなベネディクトはこのドラマでシャーロックを演じるにあたって原作シリーズをすべて読んで役に挑みました。その数60編!でもシャーロック・ホームズシリーズはあれだけ面白い作品ですから、役作りとは言え結構楽しんで読んでいたんじゃないでしょうか。そして、シャーロック・ホームズの趣味と言えばヴァイオリンの演奏。ヴァイオリンのシーンも忠実に演じるためにプロのヴァイオリニストの手ほどきを受けて猛特訓し、習得しました。ヴァイオリンを教えたのはクラシックグループBondのエイオス・カーター。エイオスによるとベネディクトのヴァイオリンの腕前はなかなかのようですよ。

https://www.mystery.co.jp/programs/sherlock/cast/sherlock-holmes

当初、ベネディクトはこの少し長めのヘアスタイルが女の人みたいであまり好きではなかったそう。なかなか似合っていると思いますが、そういえば、『シャーロック』出演時以外のベネディクトはいつもすっきりした髪型が多いですね。



ベネディクト・カンバーバッチ主演のおすすめ映画① 『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』

2014年公開のアラン・チューニングという実在の数学者をモデルにした映画です。第二次世界大戦時、敵国の暗号「エニグマ」を解読するため今のコンピューターの基礎ともいえるチューリング・マシンを発明したその人です。この作品でベネディクトは数学者としてのアラン・チューニングだけでなく、同性愛者として、また一人の人間としてのアラン・チューニングを豊かに表現し、アカデミー賞で主演男優賞にノミネートされました。

http://imitationgame.gaga.ne.jp/

この作品の監督モルテン・ティルドゥムはアラン・チューニングの役は「ベネディクト・カンバーバッチ以外は考えられない!」とベネディクトに役をオファーしたそうです。少ない予算であったため出演料も低かったものの、ベネディクトはこのオファーに快諾します。アラン・チューニングは政治的駆け引きなどできずただただ数学の謎を解き明かすのに一生懸命だった人。そんな彼は「普通の人」なら誰しも交わしているような人との会話が上手くできません。言葉の裏にある別の意味を読み取ることができないのです、そのため引きこもり状態になってしまい最後は自死してしまいました。ベネディクトはそんな繊細かつほかの人にはなかなか理解されない彼のキャラクターを見事に演じていましたね。


ベネディクト・カンバーバッチ主演のおすすめ映画② 『ドクター・ストレンジ』

『イミテーション・ゲーム』のほかに彼の代表作のうちの一つとなったのが2016年公開の『ドクター・ストレンジ』です。イミテーション・ゲームとは打って変わって、今度はアメコミのヒーローを演じています。

事故で麻痺が残り手術ができなくなってしまった天才外科医スティーブン・ストレンジ。元の体に戻そうと、ありとあらゆる治療法を試し、行きついたのはカトマンズ。そこで指導者エンシェント・ワンを知り、弟子入りします。過酷な修行の末、ついにストレンジは「エネルギーバリアを使う」「瞬間移動する」「催眠術にかける」「空を飛ぶ」など様々な魔法が使える魔術師へと生まれ変わります。傲慢でプライドの高い一人の医師が、修行を積み、世界を救うヒーローに変身していく様も見どころですよ。

https://xn--wdkj4byd.com/archives/1179

実はこの作品で、彼は一人二役をしています。それは最大の敵ダーク・ディメンションのボス、ドーマムゥ!別々に撮影し、合成で対決させたんですね。対決シーンの迫力はもちろんですが、この映画のCG映像の美しさにも注目ですよ!

その『ドクターストレンジ』ですが続編である『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題) / Doctor Strange In The Multiverse Of Madness』の公開が決定しました。当初は2021年11月5日の公開予定でした。映画の公開予定ってそんな先まで決まっているんですね!ところがコロナの影響で公開が延期になってしまいました。2022年3月25日全米公開となるそうです。ずいぶん先になってしまいますね。



ベネディクト・カンバーバッチの最新作って何?シャーロックの続きも見たい!

ドクターストレンジの続編のほかにも注目作品が目白押しです。

まずは現在公開中の『エジソンズ・ゲーム』

https://currentwarmovie.com/

あの誰もが知っている発明家トーマス・エジソンのお話です。電球を発明したころではなく、発明家として名声を得てからのエジソンがビジネスマンとしてライバルとバトルを繰り広げるというお話なのですが、実はエジソンはビジネスマンとしてなかなかの強か者で結構ずるい手を使って相手を陥れるような人だったんですね。んー、でもまぁ、そういうビジネスバトルがあったからこそ発展があったとも言えるのかもしれません。エゴイスティックな演技が見ものですね。

 

そして来月アメリカで公開されるのが実在のスパイをモデルにしたという『The Courier(原題)』

https://variety.com/2020/film/news/benedict-cumberbatch-spy-drama-courier-august-1234600220/

アメリカとソビエトの冷戦期にイギリス情報機関「MI6」に採用されたイギリスの実業家のお話です。公開に先立って今年の1月にサンダンス映画祭で上映された際には、ベネディクトの演技が高く評価されたそうです。でもこの映画、もうすぐ全米公開だというのにあまり情報がありません。コロナで十分なプロモーションができていないのかもしれないですね。日本での公開予定は決まっていませんが、早く見られるといいです。

 

そして、少し先になってしまいますが、2022年公開予定の『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題) / Doctor Strange In The Multiverse Of Madness』ですね。こちらも公開が待ち遠しいです。

 

さて、映画の出演予定はありますが、ドラマはどうでしょうか。『シャーロック』のシーズン4が放映されたのが2017年。あれから3年たっていますが、続編の噂はありません。これに対し、ワトソン役のマーティン・フリーマンは

「新作をやるのなら、それだけの価値がなくてはいけません」「すごく良いものでなければ復帰できません。本当に特別なものでなくてはいけない、そういう番組です」「必ずしも終わってはいないと思うけれども、実際のところはわからない」

と語っています。スタッフや製作側からも同様の話が上がっているので、もしかしたら、近い将来シャーロックの続編が見られるかもしれませんね。期待したいです!ちょっと老けたシャーロックとワトソンもいいんじゃないでしょうかぁ。

 

ドラマと言えば2018年にHBOで製作された主演ドラマ『ブレグジット EU離脱』でのベネディクトの髪型に衝撃を受けました。イギリスのEU離脱を促すキャンペーン「ボート・リーヴ」の主導者であるドミニク・カミングスの役を演じたベネディクトですが、なんと実在の人物を演じるため髪を剃ってしまいました!抜いたんじゃなくて、剃ったみたいなのでちょっと安心…。

EU離脱というタイムリーな話題の作品なので、早くネット配信とかしないかなーなんて期待しています。

 

いかがでしたか?

演劇界のサラブレットともいえるベネディクト・カンバーバッチ。幅広い役柄を表現豊かに演じている姿は魔法使いのようでもありますね。

最後までお読みいただきありがとうございました。



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