話題作「へチ 王座への道」のあらすじとキャストを大解剖!由来は?

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2月14日に放送スタートし、毎週日曜日23:00~NHKBSで放送されている韓国ドラマ『へチ 王座への道』のタイトルの由来やあらすじ、キャスト、ostなどについて早速、調べちゃいました。

「へチ 王座への道」のへチって何?

早速ですが、みなさんは、「獬豸(カイチ)」という動物について、聞かれたことがありますでしょうか。

この動物は、実は古代中国の想像上の動物で、「悪を行う人を罰する」という特性から、長い間「公正なる法治」の象徴とされてきました。

そしてその影響を受けた韓国でも、この動物は獬豸(ヘチ)と呼ばれ、長い間、公正なる法治の象徴とされてきました。

ドラマ「へチ 王座への道」は、まるでこのヘチの如く、公正なる法治を定着させようとした韓国の歴代王朝・朝鮮の王様について描いたドラマです。

その王は、司憲府(現在の検察に相当)改革を通して国の法治を正したとされる王・英祖(ヨンジョ)。

その英祖の波乱万丈な司憲府改革の物語を描いたドラマが「へチ 王座への道」です。



「へチ 王座への道」のあらすじ。ちょっと嬉しい「ネタバレ」も?

王の息子であるものの、母が身分の卑しいムスリ(雑務担当の宮中女官)であり、王にはなれない男イ・グム。

本来ならば、卑しいムスリの息子として生を終えるはずだったイ・グム。しかし自分の親戚で、王位継承候補としてるイ・タンに関する事件に関わりながら、その人生は激変します。

当時の執権勢力・ノロン(老論)の計略に陥り、自分のすべてを失ったイ・グム。愛する人を守るために力を育てながら、司憲府を改革するために奮闘するる、彼の長き冒険が始まります。そして、その全てを克服した彼た辿り着いた座は…楽しみですね!

そして、そのイ・タンの事件を捜査しながら、イ・グムと絡むこととなった司憲府の茶母(タモ。朝鮮時代の女性警察)チョン・ヨジ

幼いことに独りとなり、生き残るためか男勝りの力と性格を持ちますが、心は誰よりも優しいチョン・ヨジ。そして彼女の人生は、イ・グムに会ったことから変わり、彼の味方として活躍することとなります。

また、首都一の武術の達人であり、首都における情報全ての情報を統制するとされるダルムン。奮闘するイ・グムを見ながら、彼は、「あういう人が、王様になってくれるんだったら…」と思い、イ・グムの心強い味方となります。

もちろん、そんなイ・グムの傍には、力が強い人ばかりいるわけではございません。どこか抜けている部分はあるものの、誰にも負けない情熱を持ち、その智謀をもってイ・グムを伝手う熱血青年パク・ムンス

両班(ヤンパン。朝鮮王朝の支配層)の一族として、頑張って科挙(今の国家公務員試験、司法試験などに相当)に挑戦するものの、度重なる失敗を味わうパク・ムンス。しかし彼は、そのような現実にめげず、イ・グムを手伝って司憲府を改革していきます。

そして、その彼らの改革を妨害するのは、当時の執権勢力・ノロン(老論)の指導者であるミン・ジンホン。王妃だった姉が廃され、一瞬で全ての権力を失った経験のある彼は、以降、「権力を失うことは死を意味する」と考えるようになり、自分に刀を向けてくるイ・グムに対し、最強の敵となります。



「へチ 王座への道」の豪華キャスト!

興味津々な「へチ 王座への道」。その内容だけにキャストも豪華であり、放送前から注目を集めていました。

まず脚本家ですが、なんと、あの大ヒット作「イ・サン」、「トンイ」、「馬医」の作家であるキム・イヨン作家。彼女の最新作ということで、一躍注目を集めました。

イ・グム (演:チョン・イル)

そして主演のイ・グムを務めるのは、「思いっきりハイキック!」、「太陽を抱く月」で有名なチョン・イル

卑しい身分の母の下で生まれたという悲しさから、不可能と思われていた勝利を収めていく強さまで、幅の広い演技が要求されるイ・グム役ですが、繊細さと強さを持ち合わせる演技がチョンイルの演技は、まさに適役であると、キャストの段階から評判でした。

チョン・ヨジ (演:コ・アラ)

茶母チョン・ヨジ役には、子役として大ヒットし、「応答せよ1994」で成人俳優としても立地を固めたコ・アラ。その独特の明るさと強さを、本作にどのように溶け込ませるかが、ファンからの大きな関心ごとでした。

 

それ以外にも、ダルムン役のパク・フン、パク・ムンス役のクォン・ユル、ミン・ジンホン役のイ・ギョンヨンと、韓流ドラマのファンにはたまらない豪華キャストで、本作への興味は高まるばかりでした。



「へチ 王座への道」の視聴率は?気になる口コミと感想をまとめてみました!

そんな期待の一作・「へチ 王座への道」ですが、韓国における最高視聴率は9.1%を記録しました。途中で変動はあったものの、同時間帯の視聴率1位でドラマを終えるなど、ヒットしています。

何より、本作最大の成果は、「キム・イヨン作家の復活」とするファンが多いです。前作「華政」に比べると、かなりスピーディな展開と面白い内容となっており、既存の「トンイ」時代の人気には及ばないものの、ファンからの評価はかなり高いものとなってきております。

実際、韓国のネットでは「画面の移りが全体的に暗い」、「俳優の演技が時代劇でなく現代劇みたい」という評価はあったものの、内容については、賞賛の声が上がっていました。



「へチ 王座への道」はOSTもすごい?

本作の人気には、OSTの貢献も欠かせません。韓国の実力派歌手・ジョンインが歌った純愛譜(スンエボ)がそれです。

主人公たちの繊細な気持ちを、ジョンインの独特の感受性をもって歌ったことで評判の一曲です。

そしてもう1曲はNoelのチョン・ウソンが歌った「風が伝える話」です。ドラマチックなメロディでドラマにぴったりですね。

とても素敵な2曲ですが、意外にも挿入歌が少なく、残念ながらostは発売されていません。



まとめ

韓国でもヒットしたことにも証明されたように、見どころ満載の「へチ 王座への道」。

韓流ファンには、たまらない一作です。

みなさんもぜひ、司法改革のために奮闘する「英祖オッパ」のご活躍を、楽しんでください!



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